Mozillaが6件の脆弱性に対応した「Firefox 2.0.0.4」および「Firefox 1.5.0.12」をリリースした。大半のユーザーはこのアップデートを自動受信し、Firefoxを再起動してインストールを完了することになる。Firefox 1.5用としては、このアップデートが最後になるものと思われる。そのため、Mozillaでは既存の1.5ユーザーのために2.0への簡単なアップグレードパスを用意している。このアップデートはすべてのFirefoxユーザーにインストールが推奨されている。対応しているセキュリティ問題は、CVE-2007-2871(XUL ポップアップの偽装)、CVE-2007-2870(addEventListener を利用したXSS)、CVE-2007-1362(Cookie パスの不正利用)、CVE-2007-2869(永続的な自動補完によるサービス妨害)、CVE-2007-2867、およびCVE-2007-2868(メモリ破壊の形跡があるクラッシュ)。
このアップデートはまた、「Windows Vista」OSでのFirefoxサポートも強化している。ただし、一部のアプリケーションでは、Firefoxをデフォルトのブラウザに指定しても、Firefoxでリンクが開かない場合がある。また、Firefox用にはまだ「Windows Media Player」プラグインが用意されておらず、「Windows Vista Parental Controls」もFirefox内では完全には対応していないほか、Internet Explorerのクッキーや保存フォームは今も手動で読み込まなくはならない。Mozillaでは、これらの回避策を公開している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ