モジラ、Firefox 2および1.5用セキュリティアップデート公開

文:Robert Vamosi(CNET News.com) 翻訳校正:編集部

2007-06-01 10:58

 Mozillaが6件の脆弱性に対応した「Firefox 2.0.0.4」および「Firefox 1.5.0.12」をリリースした。大半のユーザーはこのアップデートを自動受信し、Firefoxを再起動してインストールを完了することになる。Firefox 1.5用としては、このアップデートが最後になるものと思われる。そのため、Mozillaでは既存の1.5ユーザーのために2.0への簡単なアップグレードパスを用意している。このアップデートはすべてのFirefoxユーザーにインストールが推奨されている。対応しているセキュリティ問題は、CVE-2007-2871(XUL ポップアップの偽装)、CVE-2007-2870(addEventListener を利用したXSS)、CVE-2007-1362(Cookie パスの不正利用)、CVE-2007-2869(永続的な自動補完によるサービス妨害)、CVE-2007-2867、およびCVE-2007-2868(メモリ破壊の形跡があるクラッシュ)。

 このアップデートはまた、「Windows Vista」OSでのFirefoxサポートも強化している。ただし、一部のアプリケーションでは、Firefoxをデフォルトのブラウザに指定しても、Firefoxでリンクが開かない場合がある。また、Firefox用にはまだ「Windows Media Player」プラグインが用意されておらず、「Windows Vista Parental Controls」もFirefox内では完全には対応していないほか、Internet Explorerのクッキーや保存フォームは今も手動で読み込まなくはならない。Mozillaでは、これらの回避策を公開している。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]