ターボリナックス、KNOPPIX Eduとのデュアルブート可能なwizpyを発売

目黒譲二

2007-06-06 11:09

 ターボリナックスは6月5日、PCソフトウェア一式を持ち運ぶことができる携帯OS機能と、動画や音楽再生などマルチメディアプレーヤー機能を持つLinux携帯デバイス「wizpy」に、Linux OS「KNOPPIX Edu」を組み合わせた「wizpy KNOPPIX Edu6 Edition」を、6月22日から全国の量販店とオンラインショップで発売すると発表した。発売に先駆け「Turbolinuxオンラインショップ」で5日から予約を開始した。

 wizpy KNOPPIX Edu6 Editionは、オープンソースを活用した学習選択肢の多様化や、既設のソフトウェアサポート切れPCの再生など、教育現場のニーズに応える製品。PCにUSB接続をするだけでLinuxが起動し、学校でも家でも同じ環境が手軽に構築できる。

 wizpyに標準で搭載されている各種アプリケーションに加え、プログラミングやデーターベースなど高度な技術演習環境を手軽に実現するKNOPPIX Edu6をデュアルブートで搭載する。単体ではマルチメディアプレーヤーとして利用できるため、ネット上にある動画や音楽、音声などの教材を取り込んで、移動時などオフラインの際にも有効に活用できるという。

 本体サイズは84mm×42mm×12mm、重量は50g。内蔵のフラッシュメモリは4Gバイトで、ユーザー領域は2.2Gバイトとなっている。初回の出荷は2000台限定で、カラーはソリッドホワイト、背面に「wizpy KNOPPIX Edu6 Edition」のロゴが入り、操作ボタンのフレームにはロゴ色と同じグリーンが採用されている。

 標準価格は3万7800円。学校のクラスやゼミで一括の導入が見込まれることから、まとまった台数を対象にボリュームディスカウント製品も用意している。10台を一括導入する場合の10アカデミックボリュームディスカウントが33万8000円、50台を一括導入する場合の50アカデミックボリュームディスカウントが160万6500円となっている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]