NICT、セキュリティインシデント対策技術をInteropで公開

吉澤亨史

2007-06-07 19:11

 独立行政法人情報通信研究機構(NICT)は6月6日、セキュリティインシデント対策技術「nicter(Network Incident analysis Center for Tactical Emergency Response)」をInterop Tokyo 2007で公開すると発表した。

 NICTでは、ネットワーク上で観測・検知した攻撃をリアルタイムで自動分析・可視化する技術や、マルウェアの検体ひとつを5分程度で自動解析し、その構造、挙動、感染の仕組みなどを明らかにする技術も確立している。

 nicterは、これらの技術を活用したもので、「マクロ解析システム」「ミクロ解析システム」「マクロ-ミクロ相関分析システム」「インシデントハンドリングシステム」――の4つのサブシステムで構成される。

 Interop Tokyo 2007では、イベントの中核を担うネットワーク「ShowNet」に導入し、ShowNetに対するネットワーク攻撃をリアルタイムで分析・可視化、そしてShowNetで収集されたマルウェアを自動解析するなどの実証運用を公開する。解析したマルウェアの情報は、ShowNet全体を管理するNOC(Network Operation Center)によって有効利用される予定。

 NICTでは今後、ネットワーク攻撃分析技術とマルウェア解析技術とを融合させ、インシデントに対する有効な対策の導出を含む統合的なインシデント対策技術の確立に取り組むとしている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    新入社員に教えるべき情報セキュリティの基礎知識--企業全体を守るための基本ルールを徹底解説

  2. セキュリティ

    KADOKAWAらの事例に学ぶ、2024年サイバー攻撃の傾向と対策

  3. ビジネスアプリケーション

    AIの投資対効果を最大化する「先導者」の存在--企業に求められる戦略策定能力

  4. ビジネスアプリケーション

    「AIエージェントによる顧客サポート」など10選、セールスフォースが示す最新のデータ活用法

  5. セキュリティ

    パスワードの限界を解決するパスキー認証、標準搭載する「StartIn」のセキュリティ対応力とは

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]