ダイヤラーの活動が活発に--フォーティネットのウイルスレポート

吉澤亨史 2007年06月08日 11時23分

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 フォーティネットは6月7日、2007年5月度の「フォーティネットウイルス対処状況レポート」を発表した。

 発表によると、5月は有名な大量メールワームの「Sober」が、「W32/Sober.AA@mm」の形で急激に活動した。Sober.AAの急上昇は月初めの3日間に発生し、次第に衰え、その後はなりを潜めている。2006年1月以来、Soberがここまで活発に活動したことはなかったという。

 大量メールワーム「Stration」は一定のペースを保っており、5月も「W32/Stration.JQ」が非常に活動的で、月末に向かって大幅な急上昇があり、とりわけ24日の上昇が顕著であった。

 また5月は、ダイヤラーである「W32/Dialer.PZ!tr.」の順位が急上昇するという新しい現象が発生した。このダイヤラーは活発な散布活動により、5月のトップリストを簡単に制覇した。

 W32/Dialer.PZ!tr.は、米国およびメキシコで大量配布されているもので、ダイアラーとはいえ実行されるとコンタクトサーバに接続し、報告を行うことが特徴となっている。また、接続に失敗すると自分自身を消去し、痕跡も消す。接続に成功するとコンピュータの情報をサーバに送信し、またサーバから受信したデータの解析などを行う。同時に特有の国際電話番号にダイヤルを行う。

 フォーティネットでは、ダイヤラーを組み込むボットに依存したビジネスモデルは、ことさらにまれであるとしている。実際のところ、ボットネットとダイヤラーの有害な結び付きは、今まで発生したことはなかったという。しかし、サーバ犯罪者は大量散布効果によって利益を生み出すことに挑戦しているとフォーティネットではみている。

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