オーリック・システムズは6月14日、ウェブアクセス解析ソフトの最新版「RTmetrics V6.1.0」の販売を開始した。6月15日に出荷を開始する予定。税別価格は450万円からとなる。
RTmetricsは、通信パケットを取得して解析することから、ログ解析だと困難な「リアルタイム解析」「複数サイト間の行動解析」「POSTデータ解析」などが実行可能。さらに、ユーザーの識別情報の取得が難しい携帯電話やゲーム端末向けサイトでも、特殊なアプリケーション開発やサイト変更を実施することなく、アクセス解析が行える。
最新版では、アクセス者とセッションの特定機能を強化し、解析精度を高めたという。たとえば、あるアクセス者を特定し、アクセス回数の確認、初回アクセスと再アクセスを関連付けた追跡、サイト内の行動パターン分析など、詳細に解析できる。さらに、モバイル検索エンジン対応を拡充し、携帯電話向けサイト解析に必要な機能を強化した。
オーリックは、RTmetricsの標準コンポーネントとして提供するビューアソフトも、最新版「EVx 3.3.0」とした。旧版では、レポートデータの上位5000件のみを処理対象としていたが、最新版は、処理方法の高速化などを実施し、全データによる解析を可能とした。また、一度集計や表示したレポートはキャッシュ化し、次回以降の表示を高速化できる。