サイボウズグループ、中国上海でSaaS型グループウェアを提供開始

ニューズフロント

2007-06-26 21:10

 サイボウズのグループ会社インテグラート・ビジネスシステムは、中国上海市で現地法人「才望子信息技術 (上海) 有限公司 (サイボウズ上海)」を設立し、6月26日より事業を開始した。サイボウズ上海では新開発の日本語、中国語両対応のSaaaS型グループウェア「サイボウズ 弁公系統 (サイボウズ・ベンコウケイトウ)」を提供する。中国進出する日系企業を主な顧客に見込む。

 サイボウズ上海の資本金は3000万円。インテグラート・ビジネスシステムが51%を出資し、サイボウズ上海取締役CEO兼CTOの黄淵氏ら経営陣が49%を出資する。代表取締役はインテグラート・ビジネスシステムの代表取締役社長である北原康富氏が務める。

 サイボウズ上海が提供するサイボウズ弁公系統は、顧客企業が現地でサーバの構築やソフトウェアのインストールを行わなくても、インターネット経由で利用できるグループウェア。スケジューラーや掲示板(BBS)などはサイボウズ製既存グループウェアのインタフェースをもとに設計しており、PC操作に不慣れな現地スタッフでも容易に扱えるという。

 サイボウズではSaaS型を選択した理由について「中国に進出する日系企業で、専任のシステム担当者を置くことが難しい現状に合わせた」と説明する。

 サイボウズ弁公系統の料金は、初期導入費用が500人民元(約8100円)。ソフトウェア使用ライセンス費用が、10ユーザーまでで月額600人民元(約9800円)。SaaSサービス・トレーニング費用が2000人民元(3万2500円)。契約期間は半年または1年単位とする。

 

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI 「Gemini」活用メリット、職種別・役職別のプロンプトも一挙に紹介

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    迫るISMS新規格への移行期限--ISO/IEC27001改訂の意味と求められる対応策とは

  4. セキュリティ

    マンガで分かる「クラウド型WAF」の特徴と仕組み、有効活用するポイントも解説

  5. ビジネスアプリケーション

    急速に進むIT運用におけるAI・生成AIの活用--実態調査から見るユーザー企業の課題と将来展望

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]