22日(米国時間)、IBMはウェブ会議およびウェブコミュニケーションサービスのプロバイダであるWebDialogsの買収を発表した。
WebDialogsは全世界に50万以上のユーザーを持ち、ウェブと音声の会議を統合したオンライン会議とコラボレーションサービスを提供している。WebDialogsの買収により、IBMはLotus Sametime製品群にSaaS(Software as a Service)を提供するビジネスモデルを追加することが可能となる。同社ではウェブ会議サービスの活用方法や運用方法における利用者の選択の幅が広がって自由度が増すとする。また、WebDialogsのサービスにはオープンなAPIが備えられているため、IBMのビジネスパートナーが自社の製品やサービスとWebDialogsが提供するサービスを組み合わせることが可能になり、新たなビジネスチャンスが生まれるとしている。
IBM Lotus SoftwareのゼネラルマネジャーであるMichael Rhodin氏は「今回のWebDialogsの買収により、成長市場である『サービスとしてのウェブ会議』の活用を好む中堅、中小企業にも本格参入することが可能となった」と述べている。