編集部からのお知らせ
令和時代のCIOとは?
「ニューノーマルとIT」新着記事一覧

IBM、グリッドコンピューティングで気候変動のモデル化に協力

文:Tom Espiner(CNET News.com)
翻訳校正:ラテックス・インターナショナル

2007-09-05 15:13

 IBMはケープタウン大学の研究者と協力し、グリッドコンピューティングを利用して南アフリカの気候変動をモデル化しようと試みている。

 AfricanClimate@Homeのプロジェクトは、World Community Gridを使用して数値を処理し、同地域の既存の気候パターンを分析するモデルを構築することを目指している。データを活用して気候変動によって起こりうる潜在的なシナリオをモデル化し、洪水などの災害による被害を減らすための予防的な対策を講じられるようにする目的だ。

 「われわれはアフリカ南部の気候変動を分析する、より確実性の高いモデルの構築を目指している」とIBMの英国における社会貢献活動(Corporate Community Relations:CRS)を担当しているマネージャーのMark Wakefield氏は語る。「同地域の気候変動を予報および予測できるようにするのが目標だが、現時点では基本的なビルディングブロックがそろっていない」

 Wakefield氏によると、World Community Gridは「1台のスーパーコンピュータよりもはるかに高速」であり、気候の計算における複雑性や関与する変数の数を考えると、このような処理速度が必要になるという。

 ケープタウン大学の気候システム分析グループの主任研究者であるMark Tadross博士は次のように語る。「気候の予測には、気温、風速、気圧、湿度といったあらゆる変数が存在するため膨大な計算能力が必要になる。モデルを改良するためには、局地的な地域で観測される実際の気象条件により近似させるための、より優れたアルゴリズムを考案する必要がある」

 Wakefield氏は、グリッドコンピューティングを使用した計算では、人々のコンピュータシステムの使用されていないサイクルを活用するので、エネルギーの消費増加によって気候温暖化を促進することはないと指摘する。「IT活用の大原則は使用されていないマシンの電源を切ることだ。(しかし)ほとんどの人は何らかの形でコンピュータを利用しており、電話をかけたり、会議ではラップトップの電源を入れっぱなしにしておいたりする。われわれは、そのようにすでに消費されているエネルギーをもっと有効に活用したいと考えている」

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    セキュアなテレワークでビジネスを継続する「緊急時対応チェックリスト」

  2. クラウドコンピューティング

    ゼロトラストネットワークアクセス(ZTNA)を今すぐ採用すべき理由

  3. ビジネスアプリケーション

    今からでも遅くない、在宅勤務への本格移行を可能にする環境整備のポイント

  4. クラウド基盤

    アプリ開発者とIT管理者、両者のニーズを両立させるプラットフォームとは?

  5. ビジネスアプリケーション

    テレワークに立ちはだかる「紙・ハンコ」の壁を経費精算のペーパーレス化からはじめて乗り越える

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]