シカゴ発--Adobe Systemsは米国時間10月2日夜、人気画像処理ソフトであるオンライン版「Photoshop」を公開した。
Adobeのプロダクトマネージャーを務めるGeoff Baum氏は、開発者向けカンファレンス「Max 2007」のスニークピークセッションにおいて、ウェブブラウザ内部で動作するFlashベースの画像エディタ「Photoshop Express」を実演した。
Photoshop Expressはプロの開発者よりもコンシューマーを対象とした製品であり、既存のバージョンを補完する。Baum氏は、このソフトウェアを使用して画像に素早く修正を加えられることを実演した。
ユーザーはクリック1つで赤目やシミを修正できる。また、セピアトーンなどの各種効果を適用した画像のサムネイルも生成されるので、ユーザーはクリックすることで選択できる。
メイン画像編集ウインドウの下にはサムネイル画像のタイムラインがあり、ユーザーはこれまで写真に適用した変更すべてを閲覧でき、各変更前の状態に戻すことができる。
提供:Martin LaMonica/CNET News.com
Max出席者の間で最も評判が良かったのは、おそらく画像の色を選択して変更できる機能だろう。
Baum氏は車の写真を編集しながら、車の色だけを変えたり、背景の色だけを変えたりして見せた。また、カーソルを画像の上にドラッグさせてクリックすることによって直線をカーブさせるなど、異なるひずみパターンを使用して素早く画像を変更できる様子も実演した。