Apple iPhoneとiPod touchにシステムアクセス許す深刻な脆弱性

荒浪一城

2007-10-15 22:14

 12日(デンマーク時間)、Secuniaは「Apple iPod touch」と「Apple iPhone」にDoS(サービス拒否攻撃)とシステムアクセスの脆弱性が発見されたと公表した。影響度は、5段階中上から2番目の「Highly critical」に位置づけられている。

 脆弱性をTIFFイメージの処理におけるエラーにより引き起こされる。このため、例えば、Safariウェブブラウザーで細工を施されたTIFFイメージを閲覧すると、任意のコードを実行される潜在的な可能性を持っている。この脆弱性はiPod touchバージョン1.1.1とiPhoneバージョン1.1.1で報告されている。また、他のバージョンも影響を受ける可能性があるとのことだ。

  • 影響を受けるバージョン
    • Apple iPhone 1.x
    • Apple iPod touch 1.x
  • 回避策

 執筆時点で、開発ベンダーからパッチは提供されていない。そのため、信頼できないWebサイトをブラウズしないこと、そして信頼できないTIFFイメージを開かないこと。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    量子コンピューターの実用化がもたらす脅威とは?既存の暗号資産を守る“4つのステップ”を徹底解説

  2. セキュリティ

    攻撃者がクラウドを標的にする仕組みとは? CrowdStrikeのレポートから考察する

  3. 経営

    「作って終わり」のマニュアルを「活用される」マニュアルにするためには?

  4. セキュリティ

    脱「PPAP」で考える、重要なファイルを安全に送付・共有する最適解とは?

  5. コミュニケーション

    Slack 導入事例集 2023:伊藤忠テクノソリューションズはいかに営業チームを1つにまとめたのか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]