Leopard解体新書--第4回:Behind the Time Machine

木下誠(HMDT)

2007-11-08 16:55

 今回はTime Machineを取り上げよう。言わずと知れた、Leopardの目玉機能だ。その実体はバックアップなわけだが、バックアップしたファイルを復元することを「過去への旅」ととらえて、Time Machineと名付けてしまうセンスには素直に脱帽しよう。

 Time Machineの設定は非常にシンプルだ。基本的に、バックアップを「入」に設定してしまえば、あとはやることはない。せいぜいディスクを変更したり、オプションボタンを使ってバックアップから除外するフォルダを選択するくらいだ。

Time Machineの設定画面 Time Machineの設定画面

 あとは勝手にバックアップを行ってくれる訳だが、ちょっとその舞台裏をのぞいてみよう。

バックアップ先のフォルダ階層

 まず、バックアップ先のフォルダ階層を確認しておこう。

 Time Machineでバックアップを始めると、ハードディスクのルートにBackups.backupdbというフォルダが作られる。この中には、マシン名のフォルダがある。もしこのハードディスクを別のマシンにつなげば、そちらのバックアップも同時に作成できる訳だ。

 マシン名フォルダの下には、日付と時刻が付いたフォルダがある。これが、それぞれの時間のスナップショットになる。それぞれの日付フォルダの下に、ようやく実際にバックアップされたファイルが出てくる。

フォルダ階層 フォルダ階層

 このフォルダ階層は、FinderやTerminalから確認できる。暗号化は行われていないので、そのままコピーすれば、手動でファイルの復元も行えるぞ。

 では次にTerminalを使って、バックアップしたファイルをのぞいてみよう。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    Pマーク改訂で何が変わり、何をすればいいのか?まずは改訂の概要と企業に求められる対応を理解しよう

  2. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  3. セキュリティ

    クラウド資産を守るための最新の施策、クラウドストライクが提示するチェックリスト

  4. セキュリティ

    最も警戒すべきセキュリティ脅威「ランサムウェア」対策として知っておくべきこと

  5. セキュリティ

    AIサイバー攻撃の増加でフォーティネットが提言、高いセキュリティ意識を実現するトレーニングの重要性

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]