近々リリースが予定されている、ウェブブラウザ「Firefox」の新バージョン「Firefox 3 Beta 1」だが、このリリースに関してちょっとした混乱が起こった。
11月7日の午前4時(太平洋標準時)頃、Firefox 3 Beta 1の1つ前のバージョン「Beta 1の最終リリース候補版」が、パブリックFTPに非公式で公開された。しかし、これがソーシャルニュースサイト大手のDiggで「Firefox 3 Beta 1がリリースされた」と取り上げられた。
これを受けてFirefox開発元のMozilla Foundationは、急きょリンク先ページを他のページへリダイレクトし、利用者が誤ってリリース前のFirefoxをダウンロードすることのないよう対策を取った。その上で、リダイレクト先のページにて「正式リリース前のビルドは十分にテストされておらず、利用するのは危険だ」と訴えている。また、Mozilla Developer Newsにおいても、今回の誤解に関するエントリが掲載されている。
Firefox 3ではページ全体のズーム機能が搭載されるほか、ページの描画性能やユーザインタフェース、動作速度が大きく改善される予定であり、注目を集めている。