NTTコミュニケーションズ(NTT Com)と廣済堂は11月22日、社団法人日本雑誌協会デジタル出版研究会および日本複合カフェ協会の協力のもと、法人向けウェブマガジン(電子雑誌)配信の新たなビジネスモデル確立を目的とする「Webマガジン配信サービスコンソーシアム」を26日に設立すると発表した。
ウェブマガジン配信サービスの需要把握およびビジネスモデル検証、実際の利用者や配信先のニーズおよび意見収集、サービス仕様などの確認などを行い、BtoBtoCのビジネスモデルでのウェブマガジン配信サービスの確立を目指す。
NTT Comが、ウェブマガジン配信のためのネットワーク回線、プラットフォームの提供を、廣済堂が、雑誌の電子化、ウェブマガジン閲覧に必要なビューワーの開発、プラットフォームの開発支援を担当する。
同コンソーシアムには、コンテンツ提供企業として、オーシャンライフ、廣済堂出版、三才ブックス、ソニー・マガジンズ、徳間書店、日経BP、美研インターナショナル、扶桑社、フロム出版、マガジンハウスが参加するほか、配信先提供企業として、アイ・カフェ、エアーズネット、モンテローザが参加する。
また、ノウハウの集約とサービス改善を目的として、コンソーシアムに参加するコンテンツ提供企業発行の雑誌約100タイトルをウェブマガジン化し、ネットワークを介して配信先提供企業のネットカフェなど全国111店舗の端末に配信する実証実験を2008年1月から3月末にかけて行う。
NTT Comと廣済堂では、今回の実証実験の結果を踏まえ、サービス仕様などを検証し、2008年4月からウェブマガジン配信サービスを商用化するとしている。