キャリアを台無しにする3つの過ちとは?

文:John McKee  翻訳校正:アークコミュニケーションズ、磯部達也

2007-11-30 08:00

 従業員の入れ替えは、「解雇通知」を受け取る人だけでなく、雇用者側にとっても痛手となる。従業員の入れ替えはコストがかかるが、避けられる問題だ。わたしはBusinessSuccessCoach.netでビジネスコーチングを実践する際に、いくつかの行為がさまざまな人に繰り返し有害な影響をもたらしていることを何度も見ている。

 長期に渡ってキャリア面の成功を収めたければ、以下の3つの過ちを避ける必要がある。

 1.個人の行動計画を持っていない--すばらしいキャリアを持つマネージャーたちは、企業と同様に、自分がどこに向かっているかを知っている。明確な計画があり、頭に入っているか、実際に書き出している。計画を作った後も改良を重ね、頻繁に確認している。とは言っても、年間計画や定期的な再評価を省いて部門や組織を運営しようとはまったく思わないのに、自分の人生は計画を持たずにうまく渡ってゆけると思っているマネージャーが多数存在することにはいつも驚かされる。

 組織に呼ばれて、解雇リストに上がった人物と面接するとき、わたしは手始めに、あなたは自分の職業人生から何を得たいですか、とたずねることにしている。こうした人たちは、決まってその問いに答えられないのだが。

 目的地も分かっていないのに、そこに到達できると期待する方がおかしくはないだろうか?

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