IDC Japanは11月29日、2006年の国内サーバー統合市場動向を発表した。
発表によると、2006年にサーバー統合を目的に購入されたサーバーの出荷金額は、前年比14.7%増で国内サーバー市場の6.4%にあたる431億円に達した。
サーバー統合の目的としては、「運用/管理の効率化」や「サーバーリソースの有効活用」、「ハードウェアコストの削減」、「保守コストの削減」などが多く挙げられている。
サーバーの統合先となるサーバーを製品別にみると、「x86サーバー(43.2%)」が前年比16.8%増で最も高かった。プロセッサーの高性能化や通信の高速化など技術の進歩で、サーバー統合の意向を持ったユーザーが実施しやすい環境が整ったことが要因として考えられる。
また、フォームファクター別でみると「ブレードサーバー」の成長率が前年比45.7%増で最も高く、サーバーの運用・管理やリソース配分の容易さを求めるユーザーに急速に広まっている。
同社では、国内サーバー統合市場は2008年に493億円でピークになると予測している。