2006年国内サーバー市場は前年比14.7%増の431億円--IDC Japan

奥山順子

2007-11-29 19:57

 IDC Japanは11月29日、2006年の国内サーバー統合市場動向を発表した。

 発表によると、2006年にサーバー統合を目的に購入されたサーバーの出荷金額は、前年比14.7%増で国内サーバー市場の6.4%にあたる431億円に達した。

 サーバー統合の目的としては、「運用/管理の効率化」や「サーバーリソースの有効活用」、「ハードウェアコストの削減」、「保守コストの削減」などが多く挙げられている。

 サーバーの統合先となるサーバーを製品別にみると、「x86サーバー(43.2%)」が前年比16.8%増で最も高かった。プロセッサーの高性能化や通信の高速化など技術の進歩で、サーバー統合の意向を持ったユーザーが実施しやすい環境が整ったことが要因として考えられる。

 また、フォームファクター別でみると「ブレードサーバー」の成長率が前年比45.7%増で最も高く、サーバーの運用・管理やリソース配分の容易さを求めるユーザーに急速に広まっている。

 同社では、国内サーバー統合市場は2008年に493億円でピークになると予測している。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  2. セキュリティ

    マンガでわかる脆弱性“診断”と脆弱性“管理”の違い--セキュリティ体制の強化に脆弱性管理ツールの活用

  3. セキュリティ

    クラウドセキュリティ管理導入による投資収益率(ROI)は264%--米フォレスター調査レポート

  4. セキュリティ

    Microsoft Copilot for Security--DXをまい進する三井物産が選んだ理由

  5. セキュリティ

    情報セキュリティに対する懸念を解消、「ISMS認証」取得の検討から審査当日までのTo Doリスト

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]