トレンドマイクロ、セキュリティアプライアンスの緊急パッチを公開

荒浪一城

2007-12-21 20:08

 トレンドマイクロは12月21日、セキュリティアプライアンス「InterScan Gateway Security Appliance」(IGSA)向けに、「InterScan Gateway Security Appliance Critical Patch Build 1196」を公開した。IGSAを利用中のすべてのユーザーに適用を推奨している。

 現在のIGSAは、ウイルスなどの各種パターンファイルをコンパクトフラッシュカード(CFカード)に保存する仕組みになっている。しかし、昨今のマルウェアの急増にともなうパターンファイル容量の増加によって、今後パターンファイルのすべてをCFカードへ格納する方式では、カードの容量をオーバーする可能性が出てきた。

 そこで今回、トレンドマイクロはパターンファイルの一部を、現在のCFカードからハードディスクドライブに格納するように変更し、容量の急速な増大に備えるCritical Patchを公開した。

 全ユーザーに対して早急に同モジュールを適用することが推奨されている。同社ではCFカードの容量は、2008年2月頃に限界に到達すると推測しており、2008年1月中の適用を勧めている。

 Critical Patchは、「InterScan Gateway Security Appliance」で公開されている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]