Sears Holdingsが同社のオンライン事業の責任者として、Microsoftのベテランを登用する。
Wall Street Journalによれば、SearsはMicrosoftのMSN Shopping and Market placesのジェネラルマネージャを務めていたJames Barr氏を採用するという。Barr氏はSears Holdingsのシニアバイスプレジデントとなる。
Barr氏の登用はSearsの大規模な改革の一部だが、この新しい役員が少しはセキュリティのノウハウを導入できることを祈りたい。Searsはプライバシー問題を抱えている。1月のはじめ、Searsの「Manage My Home」サイトでは、誰でも他の人の購入履歴を見られる状態になっていた。またそれ以前に、セキュリティ研究者のBen Edelman氏はSearsがComScoreのソフトウェアを使って、ユーザーのオンラインでのページ閲覧履歴を追跡し、プライバシー標準を侵害していたと指摘した。
Barr氏はSearsのオンライン部門の運営、事業、技術を監督し、Searsによりよいプロジェクト管理を導入できる立場にある。大きな問題は、同氏が何かを行えるだけの予算を得られるかどうかだ。MicrosoftはMSNに投資していた。SearsはBarr氏にそれほど多くの資源を与えそうにはない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ