SugarCRMは米国時間2月7日、同社のオープンソース顧客関係管理(CRM)ソフトウェアの海外展開を促進するために実施していた2000万ドルのベンチャー投資ラウンドを完了したことを明らかにした。
Draper Fisher JurvetsonとWalden Internationalと共に、New Enterprise Associatesがこの投資ラウンドを主導した。SugarCRMが調達した資金の総額は4600万ドルとなる。
同社は、調達した資金を研究開発のほか、欧州とアジアを中心として世界展開の強化に使用する予定である。
2004年に設立されたSugarCRMは、2007年12月に「Sugar 5.0」をリリースしている。同社の商用オープンソースCRM製品は400万以上ダウンロードされ、6万人を超える人々がコミュニティーに参加している。
この資金調達により、2年以内の新規株式公開(IPO)に向けて余裕を持って臨めるだろう。しかし、Sun Microsystemsによる10億ドルのMySQL買収計画など、この業界では先ごろから合併や統合が多くなっている。SugarCRMもそうした道を選ぶ可能性もある。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ