B・ゲイツ氏:「企業は貧困者に奉仕する必要がある」

文:Ina Fried(CNET News.com)
翻訳校正:ラテックス・インターナショナル 2008年04月08日 10時20分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 マイアミ発--Microsoftの会長であるBill Gates氏は米国時間4月4日、2つの個別の講演で、企業は貧困者への奉仕を使命の1つと見なす必要があり、政府も民間企業を潜在的なパートナーと見なすべきであるとの主張を述べた。

 両方の講演の聴衆にとって大きなトピックの1つはマイクロファイナンスという概念だった。これは貧困者のクレジットや金融サービスへのアクセスを向上させる低所得者向け小規模金融である。

 「最も貧しい人にどのようにローンを生み出すかというアイデアもその一部だ」とGates氏は「Government Leaders Forum」で述べた。しかし今日、マイクロファイナンスの対象はローンが中心だが、それだけではない。「われわれは貯蓄やさらにはいくつかの保険商品も生み出す必要がある」(Gates氏)

 Gates氏は、テクノロジがいかに重要な役割を果たすことができるかについて語り、支払いが携帯電話に結びついている場合は、より低い金利を提供できる可能性があると述べた。

 Gates氏は、あらゆる業界で企業は、どうやったら自社のエネルギーと資源の一部、例えば6%を活用して、自国内あるいはグローバルな規模で、より貧しいセグメントに業務の範囲を拡大することができるかを考え始める必要があると述べた。食品会社は微量栄養素に注力する必要があるし、製薬会社は精力の一部を多くの貧困者が悩まされているマラリアや結核などの病気に費やすべきである。

 すでに各業界でこのようなことを実践している企業の例は実際にあるとGates氏は述べた。

 「携帯電話会社、銀行、エネルギー企業、テクノロジ企業、食品会社など、これらの業界にはすばらしい例がたくさんある」とGates氏は「Inter-American Development Bank」の会合で語った。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連キーワード
経営

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

  • デジタル変革か?ゲームセットか?

    デジタルを駆使する破壊的なプレーヤーの出現、既存のビジネスモデルで競争力を持つ
    プレイヤーはデジタル活用による変革が迫られている。これを読めばデジタル変革の全体像がわかる!

  • ビジネスの継続的な成長を促す新たなITのビジョン

    多くの企業においてITに求められる役割が、「守り」のコスト削減から「攻め」のビジネス貢献へとシフトしつつある。その中でIBMが提唱する新たなビジョンEnterprise Hybrid ITとは?

連載

CIO
研究現場から見たAI
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
内製化とユーザー体験の関係
米ZDNet編集長Larryの独り言
今週の明言
「プロジェクトマネジメント」の解き方
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
Fintechの正体
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
情報通信技術の新しい使い方
三国大洋のスクラップブック
大河原克行のエンプラ徒然
コミュニケーション
情報系システム最適化
モバイル
通信のゆくえを追う
セキュリティ
セキュリティの論点
ネットワークセキュリティ
スペシャル
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
CSIRT座談会--バンダイナムコや大成建設、DeNAに聞く
創造的破壊を--次世代SIer座談会
企業決算を追う
「SD-WAN」の現在
展望2017
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
PTC LiveWorx
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
さとうなおきの「週刊Azureなう」
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
中国ビジネス四方山話
より賢く活用するためのOSS最新動向
「Windows 10」法人導入の手引き
Windows Server 2003サポート終了へ秒読み
米株式動向
実践ビッグデータ
日本株展望
ベトナムでビジネス
アジアのIT
10の事情
エンタープライズトレンド
クラウドと仮想化