サムスン電子が、最大規模の記憶容量を誇る高速ソリッドステートドライブ(SSD)を開発した。
CNETの姉妹サイトであるZDNet Koreaの記事によると、サムスン電子は台湾の台北で開催の第5回Samsung Mobile Solution Forumにおいて、256Gバイトの2.5インチSSDを開発したと発表したという。
現在、ノートPCに搭載されている一般的なSSDの記憶容量は64Gバイトである。
また、連続読み込み速度は200Mbps、連続書き込み速度は160Mbpsで、SSDのデータ転送速度としては最速クラスだとサムスン電子は主張する。
間もなく提供予定のIntel製SSDと同様、このサムスン電子製SSDにもMLC(multi-level cell)技術と高速SATA(Serial ATA)IIインターフェースが使用される。Intelは2008年内に複数の大容量SSDを発表する計画で、一部のPCベンダーは、今後のモバイルプロセッサ「Centrino 2」(開発コード名:Montevina)搭載ノートPCで採用する予定だ。
サムスン電子は、9月に顧客サンプルを利用可能にし、2008年末までに256GバイトSSDの量産を開始する予定だ。ZDNet Koreaによると、1.8インチ版256GバイトSSDは第4四半期に利用可能になる見込みだという。
SSDには可動部分がない。その構造により、ハードディスクドライブ(HDD)のような機械の故障や遅延のリスクを回避している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ