編集部からのお知らせ
オススメ記事選集PDF:MAツールのいま
「これからの企業IT」の記事はこちら

サン、年内にJavaの完全オープンソース化を完了へ

文:Lana Kovacevic(Builder AU) 翻訳校正:緒方亮、小林理子

2008-06-24 14:46

 Javaを完全にオープンソース化する取り組みがいよいよ終結する。

 JavaをGNU General Public License(GPL)の下で無料化しオープンソース化するというSun Microsystemsの計画が「JavaOne 2006」で発表されて以来、オープンソースへの道のりにはいくつかの障害があった。2007年5月に「OpenJDK」がリリースされた際には、コードの約5%にあたるSunの所有でない部分はオープンにされなかった。

 SunのチーフオープンソースオフィサーのSimon Phipps氏は、「GPLの下でリリースする権利がSunにあったものを、すべてリリースしたのは2007年の夏のことだった。このときは提供されない部分が2つあった。1つはラスターグラフィックスと2Dグラフィックスに関する部分で、Sunがコードをオープンソースとしてリリースすることを望まない企業が所有してることが判明した。交渉の末にやっと『わかった、コードをオープンソースにしてかまわない』という言葉がもらえたのだ」と述べた。

 「あと唯一残っているのは、Javaのサウンド関係のコンポーネントだ。関係するベンダーが協力しないので、最終的にゼロからコードを書き改める決断を下した。これは数カ月以内に完了する」と、Phipps氏。

 Phipps氏によると、Javaはあと数カ月以内に完全にフリーになる見込みだという。

 「2008年末までには確実に、できればもっと早い時期に、JavaのソースコードをすべてGPLにできると思う」と、Phipps氏は語った。

 Red Hatもまた、OpenJDKを「Fedora」などLinuxディストリビューションに制約なく組み込むことを目指したプロジェクト「IcedTea」を、2007年6月に開始している。

 IcedTeaはこのほど、「Fedora 9」に組み込まれた最新のOpenJDKバイナリが、「Java Test Compatibility Kit(TCK)」による、実装とJava仕様の一致を確認する検証試験を通過する画期的成果をあげた。

 いまやFedora 9に組み込まれたOpenJDKは、「Java Standard Edition 6」の実装に必要なJava APIをすべて含んでいる。計画では、OpenJDKは次のバージョンである「Red Hat Enterprise Linux 5.3」に組み込まれる。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    AWSが提唱する、モダン分析プラットフォームのアーキテクチャと構築手法

  2. クラウドコンピューティング

    AWS資料、ジョブに特化した目的別データベースを選定するためのガイド

  3. セキュリティ

    Zero Trust Workbook--ゼロ トラストの先にある世界を知るためのガイダンス

  4. セキュリティ

    「ゼロトラスト」時代のネットワークセキュリティの思わぬ落とし穴に注意せよ

  5. クラウドコンピューティング

    データ駆動型の組織でビジネスの俊敏性を実現するには?戦略的な意思決定とイノベーションを両立へ

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]