ライバルに競り勝つ!--ITマネージャーのポジションを手に入れる10の資質

文:Mike Sisco(Special to TechRepublic) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子

2008-08-04 08:00

 ITマネージャーの候補者として、経験やテクノロジ関連の資格だけで有利になることもあるものの、最高情報責任者(CIO)はそれ以上のものを求めているかもしれない。テクノロジとは関係のないある種の資質をアピールし、ライバルたちに差をつけることができれば、人事権を握っている人物の目にもとまりやすくなるはずだ。

 新しいITマネージャーを決めるとなると、似たような履歴書(あなたのものも含む)が少なくとも20通、CIOの机の上に積まれることになるはずだ。必要とされている能力だけでなく、以下に挙げる10個の資質をアピールすることで、他のマネージャー候補との差をつけることができるのだ。以下のリストとあなたの履歴書を突き合わせ、こういった資質と結びつけることのできる仕事やプロジェクトの実績を洗い出してみてほしい。それらこそ、プラスアルファの能力として履歴書の送付状に織り込んだり、面接でアピールするべきものなのである。

#1:自発的な態度

 CIOが雇いたいのは、自ら進んで良い仕事をしようという意欲のある従業員だ。職務に対して積極的であるということは、素晴らしい資質なのである。

#2:変化に対する順応性

 ITの世界というものは常に変化しているため、順応性のある人ほど成功を収める傾向にある。マネージャーとなる従業員には、状況が不透明な場合であっても変化に適応し、高い生産性を維持できることが求められている。

#3:優れた顧客サービスというものへの理解

 顧客サービスの重要性について理解している人々は、顧客、すなわちユーザーがいるからこそ自分がITの世界で仕事を続けられるのだということを心得ている。また彼らは、業務の停止や生産性の低下を引き起こす可能性のある問題に取り組む際、どういった予防措置をとる必要があるのかも心得ている。

#4:協調性

 優秀な技術を身に付けていながらも、チームの一員として効果的に働くことができないがために、従業員としての価値を下げてしまっている人々があまりにも数多くいる。IT要員とユーザーからなる混成チームでうまく仕事をこなす能力というのは、明らかな強みとなるのである。

#5:強い責任感

 CIOが求めているのは、ある状況に際して、自らの責任を全うするために全力を尽くす人材である。つまり、個人として、そしてチームのために、責務の遂行に必要なことを断固として実行するという人物だ。真に実行力のある人は、苦難を乗り越えることができるのである。

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