Googleは米国時間8月18日、「ホワイトスペース」の周波数帯を免許不要で利用できるよう奨励するサイトFreetheAirWaves.comを立ち上げたと、発表した。
数カ月以内に連邦通信委員会(FCC)が未使用の周波数帯の割り当て方を決定するものと見られる中、GoogleはDellやMicrosoftなどの技術企業とともに、ホワイトスペースの開放を求めてロビー活動を繰り広げている。今回のウェブサイトを立ち上げた目的は、問題が一般にも広く知れ渡るようにすることだ。FCCは先ごろ、周波数帯の干渉を調べるフィールドテストを終わらせており、その結果は来る決定の参考資料とされる。
FreetheAirWaves.comでは、免許不要のホワイトスペースが持つ可能性について、Tribal Digital VillageのMatthew Rantanen氏などによる証言ビデオを流している。Rantanen氏はビデオの中で、ホワイトスペースがネイティブアメリカンのコミュニティに与える潜在的効果について語っている。サイトでは、訪問者に対し自身の証言ビデオを提供し、FCCに提出する嘆願書に署名するよう呼びかけている。
GoogleのプロダクトマネージャーMinnie Ingersoll氏もビデオに登場し、「より多くの人がインターネットにアクセスできるようにすることがGoogleのゴール」と述べる。「重要なのは、周波数帯の革新的な利用を許容する、筋の通ったルールをFCCに作ってもらうこと」(Ingersoll氏)
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ