昨今の不況のなか、自らの仕事を守ること自体が大変であるとはいうものの、努力することで報われることも多いはずだ。本記事では、あなたのキャリアに傷をつけることなく、厳しい時代を生き抜いていくための実践的な戦略を提供する。
失業率が上昇し、就職の見通しが厳しさを増していくなか、ITのプロは生き抜くために戦略的に思考し、効率的に行動する必要がある。以下は、2009年におけるあなたのキャリアを守るうえで役に立てることのできるヒントである。
#1:具体的な計画を作成する
私は、新年の抱負のような(つまり1月の第3週には忘れてしまうような)欲しいものリストを作成しろと言っているわけではない。あなたの仕事(次のあなたの役割としてベストなものは何か?)と、あなたの収入(2009年の終わりまでにどれだけの収入を得たいのか?)についての具体的な目標を設定するのだ。計画を紙に書き出し、明確なものとすることで、より目標に到達しやすくなるはずだ。
#2:あなた自身をSWOT分析する
自分自身に正直であれ。あなたの強さ(Strengths:あなたの長所)、弱さ(Weaknesses:あなたの短所)、機会(Opportunities:組織や業界において追求できるものごと)、脅威(Threats:あなたを失敗に導いたり、あなたのキャリア向上の妨げになるものごと)をあらためて評価しておくのだ。
#3:履歴書を適切なものにする
キャリアを活かすことができる人は、新たな機会を逃さないようにするための準備を怠らない。履歴書をどこかに送付する際、時間を取ってレビューし、内容を適切なものにするように心がけることで、履歴書をより優れたものにすることができる。履歴書というものは、新しい雇用主や上司にあなたのことを知らしめる初めての文書になることも多いのだ。このため、最高のものを用意するようにすべきだろう。