Secuniaの新しい調査結果が、Internet ExplorerとMozilla Firefoxのセキュリティに関する議論に新たな火種を持ち込んでいる。
セキュリティ企業Secuniaは、この2つのベンダーによって公に報告された(そして修正された)セキュリティホールに関する統計を収集して分析し、Firefoxは報告された脆弱性の数ではほぼ4倍近くになるにも関わらず、パッチまでにかかる時間の面ではずっと優っていることが明らかになった。
(上の表は、2008年にIEとFirefoxに関して公に情報開示された脆弱性が無防備の状態に置かれた期間を示している。パッチが適用されていない状態の日数の部分が赤くなっているのは、2008年12月1日時点で該当する脆弱性がまだ未パッチであったことを示す)
Secuniaの2008年のレポートによれば、MozillaはFirefoxの115件の報告されている脆弱性に対し、平均43日間で対応しているのに対し、Microsoftは31件のInternet Explorerのセキュリティホールに対してパッチを公開するまでに平均110日間かかっている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ