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レッドハットCEO、「OSBC 2009」で基調講演:オープンソースはカスタマーフレンドリー

文:Matt Asay(Special to CNET News.com) 翻訳校正:編集部

2009-03-26 12:30

 サンフランシスコ発--Red Hatの最高経営責任者(CEO)であるJim Whitehurst氏は「Open Source Business Conference 2009」(OSBC 2009)における基調講演で、景気が悪いということはオープンソースにとって追い風であると述べた。もっとも、オープンソースが追い求める価値というものは景気の良し悪しにかかわらず有益となるはずである。

 Whitehurst氏はOSBC 2008において、大企業のIT部門は、オープンソースによって提供されるものを使うだけではなく、より大きな価値を生み出すためにフィードバックを行うことで、オープンソース活動に参加する必要があると述べていた。

 Whitehurst氏はOSBC 2009において、こういった発言を引き継ぐことなく、オープンソースコミュニティーに対するコードの寄与はさておき、そもそも大企業がなぜオープンソース製品を採用すべきかということに焦点を当てた。

 同氏は、従来のプロプライエタリな販売モデルを槍玉に挙げた。このモデルは基本的に、顧客に高額の保守契約を結ばせることで、同じソフトウェアを何度も買い直させるというものであり、これに関してはRed Hatチームも以前に問題提起を行っている。Red Hatなどが採用しているオープンソースモデルは、顧客に対して「価値」を提供し続けることを主眼としている点で、プロプライエタリな販売モデルとは異なっている。つまり、Red Hatがサブスクリプションを通じて提供しているものに顧客が満足できないのであれば、サブスクリプションを止めればよいということになる。

 このことを理由として、Whitehurst氏は「Red Hatにとって最大の競合はMicrosoftやNovellではない。われわれにとっての最大の競合は、サブスクリプションを更新せず、われわれのソフトウェアを使用し続ける顧客なのである」と述べている。

 景気が悪いと、人々は変化を余儀なくされる。IT部門においては、高いパフォーマンスと、現在と同等以上の機能性を実現しつつもコスト削減の道を探すという変化を余儀なくされるため、オープンソースという観点から見ると幸いなことに、その採用が広がるというプラス面がもたらされることになる。Red Hatに関して言えば、「以前であればわれわれの電話に応えてくれなかったような最高情報責任者(CIO)が、『Red Hatと話し合い、何らかの策を見つけたい』と頼んでくるようになっている」という。

 Whitehurst氏によると、オープンソースによって、顧客は低コストでより多くのものを手に入れられると期待するようになり、ベンダーはそれを実現せざるを得なくなるという。オープンソースによってビジネスモデルが容易に実現できるようになるわけではないものの、顧客の利益とベンダーの利益を一致させるさまざまなビジネスモデルが可能になり、こういったことは景気後退の時期に両者にとって望ましい結果をもたらすことになるのである。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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