Interactive Advertising Bureau(IAB)が米国時間3月30日に発表した報告書によると、2008年の米国におけるインターネット広告の売り上げは過去最高の約230億ドルになったという。また景況が悪化した第4四半期の広告売上も堅調に拡大した。
IABによると、2008年第4四半期のネット広告売り上げは2.6%増の61億ドル。
IABの依頼に基づき調査を実施したPricewaterhouseCoopersのパートナーDavid Silverman氏は報告書の中で次のように解説している。「第4四半期は現下の経済危機を反映して一部に減速あるいは落ち込みが見られるが、全体では拡大した。これは、マーケティングミックスの成功においてインタラクティブ性がますます重要になっていることを裏付けるものだ」
報告書によると、2008年のインターネット広告の売り上げは約230億ドルで対前年比10.6%増だったという。
オンライン広告の主要な広告主は、小売り、金融、コンピューティング、自動車業界だった。
検索広告が引き続き成長を牽引し、2008年は対前年比19.8%増だった。一方、インタラクティブ広告市場の中でデジタルビデオ広告の売り上げは7億3400万ドルを占めるにすぎないが、前年比では2倍を超える急成長だった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ