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富士通とシスコ、ユニファイドコミュニケーション分野で提携

ZDNet Japan Staff

2009-04-17 09:18

 富士通とシスコシステムズは4月16日、両社がネットワーク分野で結んでいる戦略的提携を拡大し、両社共同でユニファイドコミュニケーション(UC)市場でのビジネスを推進していくと発表した。

 両社は、1998年にグローバルSI契約を締結。その後、2004年には、キャリアグレードルータ向けOSである「IOS-XR」の共同開発を行うなど、主にルータ・スイッチ分野での提携を進めてきた。

 今回、ユニファイドコミュニケーション分野に提携関係を拡大することで、富士通の持つ、ICT技術や製品開発力およびトータルソリューションの開発・提案力と、シスコの持つ、UC分野における技術開発力とを融合し、両社のポートフォリオを拡大。従来のPBXからUCへの置き換え需要を喚起することで、市場範囲の拡大とシェア確保を実現することがねらいだ。

 具体的な施策としては、「共同ソリューションの提供と共同プロモーションの実施」「包括的なUC製品の開発」「連携体制の強化」の3点を挙げている。シスコのUCプラットフォーム製品である「Cisco Unified Communications Manager(Unified CM)」と連携する新製品の富士通での開発が進められており、モバイル端末とUnified CMとの接続を行うアクセスユニット「VJ-110シリーズ」については、その第一弾として同日発表されている。

 そのほか、CRMアプリケーションとUnified CMを連携させるミドルウェアを2009年5月中旬に提供。富士通のグループウェア「TeamWARE」を始め、各種業務アプリケーションとUnified CMとの連携ソフトウェアについても順次提供を行っていくとしている。

 また、富士通では今年度末までにUCテクニカルサポート要員を300名育成。今年度末をめどに、両社でグローバル展開のための体制を構築するほか、UCのサービス化による新たなビジネス展開を進める計画という。

 会見に出席したシスコシステムズ日本法人社長兼CEOのEdzard Overbeek氏は、UC拡大のための戦略を「既存システムからIPへの移行」「ビジネス全体へのUCの拡張」「新たなビジネスモデルやエコシステムの開発」といったフェーズで進めていることを説明。今後は、モバイル端末対応のアプリケーション開発、ビデオ関連機能の強化、他社製システムや業務アプリケーションとの相互運用性の向上に重点を置いた製品提供を行うとした。

 また、富士通では、当面、同社のIP-PBX製品とシスコのUC製品の取り扱いを並行して進めることになる。「シナリオとしては、ある程度の数のPBXを導入している顧客が、切り替えのタイミングになった時点で、新たな選択肢としてUCによるソリューションを提供していく形になる」(富士通、ネットワークサービス事業本部プロダクト企画事業部事業部長の鍋田政志氏)としつつも、「将来的には、UCの世界へ行きたい」(富士通、ネットワークサービス事業本部本部長の川妻庸男氏)と、全面的なUC市場への移行も視野にあることを示唆した。

 両社では、今回の戦略提携の分野拡大によって、2012年度までに国内UC市場における40%のシェア獲得を目指すとしている。

富士通、シスコシステムズ戦略提携拡大会見 写真左より、Cisco Systems、UCマーケットディベロップメントバイスプレジデントのRick McConnell氏、日本法人社長兼最高経営責任者のEdzard Overbeek氏、ネットワークサービス事業本部本部長の川妻庸男氏、ネットワークサービス事業本部プロダクト企画事業部事業部長の鍋田政志氏。

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