「Ubuntu 9.04」、リリース候補版公開

文:Renai LeMay(ZDNet.com.au) 翻訳校正:緒方亮、小林理子

2009-04-21 10:30

 人気のLinuxディストリビューション「Ubuntu」の次期バージョンとなる「Ubuntu 9.04」の「リリース候補版」、つまり最終テスト版が公開された。

 Ubuntuの開発者Steve Langasek氏は、電子メールで「このリリース候補版は完成した安定版で、いかなるユーザーのテストにもかなうものだと考えている」と述べている。リリース候補版の安定性が証明されれば、そのまま最終製品版になることもあるが、Ubuntu 9.04の場合、まだ少数だが修正されるべきバグを抱えている。リリース候補版はUbuntuのサイトからダウンロードできる

 リリース候補版の発表に向けて、Ubuntuのプロジェクトチームはより高速な起動の実現と新しいデスクトップ通知システムに注力してきた。Ubuntu 9.04のサーバ版は、クラウドコンピューティングとの融合(Amazonサービスの統合など)に加え、「Postfix」とパッケージをベースとしたメールサーバスタックのさらなる統合が注目点だ。

 また、Ubuntu 9.04には、性能を抑えることで人気を博しているネットブックと呼ばれるノートPCで、Ubuntuを使いやすくした「Netbook Remix」も含まれる。Ubuntu 9.04はASUSの「Eee PC 900」やAcerの「Aspire One」、Dellの「Inspiron Mini 9」などで動作することがわかっている。

 Ubuntu 9.04は米国時間4月23日の正式リリースが予定されており、サポート期間は18カ月となる。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]