#8:iPhoneを返品する際や修理に出す際には、データを消去しておく
これは当たり前のことだと思う人もいるだろうが、iPhoneを売ったり、修理に出したりする前に個人情報を削除しておくということを思い付かない人もいるのである。以下の手順に従うことで、あなたの個人情報が誰からもアクセスされないようにすることができる。
- [設定]を選択する。
- [一般]を選択する。
- [リセット]を選択する。
- [すべてのコンテンツと設定を消去]を選択する。
#9:SMSのプレビュー表示をオフにしておく
iPhoneがロックされている状態であっても、直近に受信したテキストメッセージはプレビュー可能となっている。筆者はiPhoneがロックされている時にも自分宛てのテキストメッセージが表示されることを嫌い、iPhoneを入手した後すぐにSMSプレビュー表示をオフにした。あなたも同意見なのであれば、以下の手順に従ってSMSプレビュー表示をオフにしてほしい。
- [設定]を選択する。
- [一般]を選択する。
- [パスコードロック]を選択する。
- SMSプレビュー表示をオフにする。
#10:SafariのJavaScriptとプラグインをオフにする
iPhoneには完全な機能を有したウェブブラウザが搭載されているため、JavaScriptやプラグインを利用した攻撃に対して、一般的なコンピュータと同様の脆弱性を抱えている。このため、筆者もJavaScriptとプラグインをオフにしておくことをお勧めするものの、そうすることでウェブページが作成者の意図通りに表示されない場合も出てくる。これもまた、セキュリティと利便性のいずれを重視するのかという問題だ。あなたがセキュリティを重視するのであれば、以下の手順に従うことでJavaScriptとプラグインをオフにすることができる。
- [設定]を選択する。
- [Safari]を選択する。
- JavaScriptをオフにする。
- プラグインをオフにする。
最後に
上記のセキュリティ強化策の大半は直感的に理解できるものとなっているが、ほとんどの人は切迫感を持たない限り、重い腰を上げないのが普通だ。筆者としては、こういった対策のすべてを講じるしかiPhoneをセキュアにする方法がないと断言するつもりはない。どうするかはあなたが決めるべきことだ。ただ、こういった対策が可能であるということを皆に知っておいてもらいたい。最後に、iPhoneのセキュリティベンチマークの作成に尽力してくれたCISに対して感謝の意を表したい。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ