キヤノンとAdobe Systemsは、ドキュメントソリューション分野における販売活動においてグローバルで協業することに合意したと発表した。
今回の両社の協業は、Adobe Systemsの電子文書セキュリティシステム「Adobe LiveCycle Rights Management ES(以下、LCRM)」と、キヤノンの複合機「imageRUNNER ADVANCE(以下、iR-ADV)」シリーズについて、全世界の販売活動において連携するというもの。
iR-ADVシリーズは、紙文書をスキャンしてAdobe PDFの生成が可能なほか、Adobe PostScript 3プリントにも対応。生成されたPDFとLCRMを連携させることにより、紙から生成された電子文書やネットワーク上に生成される文書に対し、包括的なセキュリティ管理が可能になるという。
本協業に基づき、キヤノンとAdobe Systemsは、官公庁や地方自治体、大手企業などの既存のLCRMユーザーに対しては、iR-ADVシリーズの導入を、キヤノンの複合機のユーザーに対してはLCRMの導入をそれぞれ推奨するなど、iR-ADVシリーズとLCRMを組み合わせたドキュメントソリューションの提供を強化する。日本国内におけるLCRMおよび関連製品の顧客企業への導入やシステム開発については、キヤノンソフトウェアが担当する。