日立システムアンドサービス(日立システム)は11月2日、通信販売業を対象に、ウェブを利用した申込受付などのフロントシステム、出荷管理などのバックヤードシステム、販売予測などを分析するビジネスインテリジェンス(BI)システムを提供する「通信販売業向けトータルソリューション」を発表した。11月16日から販売を開始する。
日立システムでは、通販業向けウェブシステムの構築実績をもとに、大中規模の通販業でのバックヤードシステムに必要な機能や、BIシステムの機能のテンプレートを開発。これらを利用することで短期間でのシステム構築が可能となり、通信販売業向けトータルソリューションとして、コンサルティングからシステムの企画、設計、開発、保守までをワンストップで提供する。
通信販売業向けトータルソリューションでは、通販業務での受注、配送、決済、分析といった機能をテンプレートとして一括提供する。そのほか、顧客情報をキーとして購買履歴や問い合わせ履歴などを一元管理できるため、顧客からの問い合わせやクレームなどに迅速に対応できるという。
日立システムは同ソリューションを、現在販売中の「ECサイト構築パッケージSI Web Shopping」や各社のBIツールと合わせて、大中規模の通販業を対象に、2012年度までに30システムを販売することを目標としている。