NTTファネットシステムズは、オープンソースの勤務管理ソリューション「MosP v3.2.0」を採用した。MosPを提唱するシステム開発会社のマインドが11月4日に発表した。
本システムは約6カ月の開発期間を経て、4月1日から本格的に稼働しているという。ユーザー数は約400人。システム開発はマインドが担当した。
NTTファネットシステムズがMosPを採用した理由は大きく次の2点に集約できる。
- MosPの標準機能の豊富さ
- オープンソースであるがゆえの柔軟な拡張性
マインドでは、NTTファネットの勤務管理に必要な機能のイメージがMosPに合致しており、かつオープンソースソリューションであることから、低コストでのシステム構築を実現できたとしている。また、MosPはJavaなどの汎用技術を使用しているため、今後の機能拡張でも柔軟に対応できる点が採用の理由だという。
今回、MosPをカスタマイズして実現した機能としては、社員情報管理、出退勤時刻管理、休日出勤管理(申請、承認)、年次有給休暇管理(申請、承認)、申請および承認機能、パスワード設定機能、勤務予定登録機能(一括、個別)、稼働管理、帳票印刷機能、エクスポート機能(勤務集計情報、稼働集計情報、休暇取得情報)、残業時間管理(申請、承認)、組合向け残業情報閲覧機能、閲覧権限管理、メール通知機能(各種申請、承認)。
また、NTTファネットシステムズが今後、機能追加した勤務管理システム「MosP」を販売することも合わせて発表されている。