リバーベッドテクノロジーは11月4日、大規模なWAN最適化導入に対応するソリューションとしてアプライアンス「Intercepter 9350」の発売を開始したことを発表した。同日から出荷も開始している。
Intercepterは、同社のWAN最適化アプライアンス「Steelhead」用クラスタリングデバイス。接続されるSteelheadの規模とパフォーマンスを拡大することで、超大規模データセンターの需要に対応するという。最大25台のSteelheadで構成されるクラスタをシームレスに連動させ、ネットワークのセットアップを簡素化することができる。
今回新たに発売となったIntercepter 9350は、最大12Gbpsの入出力トラフィックをサポートする。これは従来機と比べて3倍のスループットになる。今回の性能向上で、大規模データセンターの要件に対応したWAN最適化を実現できるとしている。同社の説明によれば、こうした性能は高スループットのデータレプリケーションや災害復旧の設計に重要になるという。
またIntercepter 9350では、10Gのネットワークインターフェースカード(NIC)に対応し、3枚まで挿入できる。また、最大4つのオンボード・ギガビットイーサネットポートと最大16の追加ギガビットイーサネットポートまでを一緒に設定できるようになっている。
代理店経由で販売され、価格は350万円前後になるとしている。