京セラコミュニケーションシステム(KCCS)は11月18日、同社のインターネットデータセンター事業「D@TA Center」のプラットフォームサービスとして提供している「オンデマンドサービス」に「オンデマンドロードバランサ」を追加して11月30日から提供することを発表した。
オンデマンドロードバランサは初期費用が8万4000円、月額費用が4万2000円。基本機能として、HTTPやHTTPS、POP3、SMTP、FTPといった標準的プロトコルのバランシングとヘルスチェックが提供される。オプションとしてSSLアクセラレーション(別途SSL証明書が必要)とパーシステンスも提供される。契約期間は最低1カ月。最短3営業日で導入できるとしている。
ロードバランサは、ネット系システムや各種サービスの負荷分散と可用性向上で重要な役割を果たすが、機器自体が高価であり、機能を十分に活かした運用を行うには高い技術力が必要とされる。そのため、ユーザー企業から専用機器の導入ではなく、機能をサービスとして提供してほしいという要望を寄せられていたという。D@TA Centerでは、サーバとストレージのリソースをオンデマンドサービスとして提供しており、今回はその第2弾としてロードバランサを提供する。