ヴイエムウェア、アプリ仮想化ソフト「ThinApp」最新版--Windows 7への移行支援

大川淳

2010-03-19 08:03

 ヴイエムウェアは3月18日、アプリケーション仮想化ソフトの最新版「VMware ThinApp 4.5」を発表した。アプリケーションをカプセル化することでOSへの依存性を切り離す機能を搭載しており、最新のWindows環境に古いアプリケーションを移行しやすくできるという。

 ThinApp 4.5は、Windows 7に対応。Windows NTからWindows 7、Windows Server 2008 R2までの32ビットと64ビットの両方をサポートしている。再リンクすることで旧版のThinAppアプリケーションから容易にアップグレードが可能だという。また、仮想アプリケーションが使用するページファイルの容量を低下させることで、アプリケーションの起動を高速化させたという。

 レジストリファイルの整合性を確保し「クラッシュやシステム障害により発生するデータ破損を防ぐ」としている。同社は、コミュニティーサポートを拡充する意向で、ThinAppコミュニティーポータル(英語)でアプリケーションのパッケージ化についての状況と技術の共有化を図る。

 同社では「ThinAppを使用すれば、再コーディングが不要になり、再帰テストの時間を削減でき、新しいOSへのアプリケーションの展開を迅速に実行することが可能になる。企業はダウンタイムのリスクを最小化できる」としている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    2023年OTサイバーセキュリティの現状レポート--75%の組織が過去1年間に1回以上の侵入を経験

  2. セキュリティ

    サイバーセキュリティ強化に向けてマイクロソフトが示す実践的な指針を紹介

  3. セキュリティ

    5分でわかる「AWS WAF」--基礎知識から運用で陥りやすい3つの落とし穴までを徹底解説

  4. セキュリティ

    最前線で活躍するトップランナーと本気で考える、これからのサイバーセキュリティ

  5. 経営

    ガートナーが指南、迅速な意思決定を促す「AI」活用を実践する3つの主要ステップ

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]