「Google Calendar Labs」に新機能--会議の日程調整を容易に

文:Josh Lowensohn(CNET News) 翻訳校正:編集部

2010-03-19 11:58

 Googleは「Google Calendar」サービスの無料および有料版で、時間管理の悩みの1つを新しいリスケジューリング機能によって解決しようと試みている。

 Googleが「Smart Rescheduler」と呼ぶこの機能を利用すると、Google Calendarのイベント作成者は参加者の共有スケジュールを基に、会議を開くべき別の時間の候補を提示してくれる。多くの新興企業が何年も前からこの問題の解決策を模索してきたが、この新機能は、時間の候補を発見するプロセスを自動化してくれる。

 この場合の唯一の要件は、ほかの参加者がイベント作成者とカレンダーを共有していることだ。この機能は相手と1回きりの会議を初めて行うような場合には、少し無理があるかもしれない。しかし、「Google Apps」の有料版として企業向けに提供されるPremier Editionのユーザーは、使用中のあらゆる会議室スケジューリングツールにこの機能を統合することができる。

 Googleの説明によると、スマートリスケジューリングアルゴリズムの開発は、同社の検索アルゴリズムと多くの共通点があったという。Googleがウェブ検索の結果を分類するのと同じように、スマートリスケジューラは自らが最善と判断したものから順に新しい時間をランク付けする。会議の主催者が、空いている時間の範囲(航空券を検索するときとよく似ている)や、出席してほしい人、または出席する必要がある人を変更することで、Smart Reschedulerからの提案を調整する方法も用意されている。

 Googleは現在、「Google Calendar Labs」でSmart Reschedulerを提供している。ユーザーは設定で同機能を有効にする必要があるが、受け手側は設定を一切変更することなく同機能を利用できる。

Google Calendar 提供:Josh Lowensohn/CNET

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。 原文へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    Google が推奨する生成 AI のスタートアップガイド、 AI を活用して市場投入への時間を短縮

  2. ビジネスアプリケーション

    AI活用の上手い下手がビジネスを左右する!データ&AIが生み出す新しい顧客体験へ

  3. セキュリティ

    MDMのよくある“12の悩み”を解決!Apple製品のMDMに「Jamf」を選ぶべき理由を教えます

  4. セキュリティ

    高まるOTセキュリティの重要性、侵入による「ブランド価値低下」を多くの企業が指摘

  5. クラウドコンピューティング

    Webアプリケーションにおけるセキュリティリスク トップ10を理解し、適切に対処するための方法を知る

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]