日本ユニシスは3月24日、教育機関向け教育プラットフォームの最新版「RENANDI SaaS Edition v2.4」の提供を開始した。
日本ユニシスでは、1998年から産官学連携による次世代キャンパスモデルとして、eラーニング統合ソリューションの研究開発に取り組んでいる。同研究活動において、国内外の大学や大学院での利用者の意見をもとに製品化したものが、2003年に発表した教育プラットフォーム「RENANDI」だ。ライセンス版に加えて、2008年4月からはSaaS型で提供される「RENANDI SaaS Edition」の提供を開始。大学や大学院のほか各種専修学校、教育出版社などでの導入実績があるという。
最新版となるRENANDI SaaS Edition v2.4は、学生の行動様式の多様化に対応するため、ウェブブラウザからのアンケート回答機能に加え、携帯電話からのアンケート回答も可能になった。アンケートは、文字だけでなく画像を組み合わせた設問設定も可能で、主要3キャリアの主な機種に対応しているという。
他には、テスト結果の公開タイミングを時間設定し、学習者に意図したタイミングで採点結果を公開することができる「テスト結果の自動公開機能」、授業ごとに教員が初期画面の機能を設定することで授業に参加する学生に適切な教材コンテンツや情報を提供できる「授業の初期画面設定機能」など、合計13種の新機能が利用できるようになったという。
RENANDI SaaS Edition v2.4の提供価格は、社員教育などユーザーの教育機関で利用する場合は、1〜10人までで月額7000円。11〜49人の場合は1人あたり月額700円(いずれも税別)。ボリュームディスカウントも用意されている。またeラーニング教材を使用した教育ビジネスなど、ユーザーが第三者に教育サービスを提供するシステムとして利用する場合は、「教育ビジネスプラン」による基本料金と利用実績に基づいた料金体系となる。