NTTデータ、NTTデータ先端技術、日本オラクルは4月2日、日本オラクル社内に共同サポートセンター「Advanced Technology Unit」(ATU)を設立し、サービスを開始したことを発表した。
ATUでは、NTTデータ先端技術と日本オラクルの技術者が協業し、オラクル製品をサポートする。NTTデータが提供するシステム基盤ソリューション「PRORIZE」は、NTTデータ先端技術のオラクル製品保守サービスを活用しており、今回のATU開設でシステム基盤に対して拡大する企業からの高いサポート要求に応えることができるようになるという。
ATUは、オラクルの技術を利用したシステム基盤を企業にタイムリーに提供するために、新機能や新製品の共同検証をNTTデータ先端技術のラボを活用して積極的に実施し、提供するサービスの品質向上にも取り組んでいくという。日本オラクルは、NTTデータ先端技術のエンジニアにトレーニングを提供することで、オラクル製品に対する知見の向上と情報共有を促進するとしている。
今後NTTデータは、PRORIZEをクラウド環境への適用拡大などさらなる高品質、高効率な基盤ソリューションへと発展させて効果的にATUを活用する予定だ。NTTデータ先端技術は、ATUを活用した高品質で満足度の高い保守サービスを企業に提供することで、オラクル関連サービス事業で3年で100億円の売上高を目指すという。日本オラクルはATUを活用して、よりミッションクリティカルなシステム構築を行う金融や公共などの市場に基盤製品やサービスを拡販することを目指すとしている。