エイケア・システムズは4月13日、ECサイトの明細メールをマーケティングに活用するメール配信システム「MailPublisher Transaction」を発表した。5月下旬より、ASPおよびパッケージ製品にて提供を開始する予定だ。
一般的なECサイトでは、商品が購入された際、確認のために明細メールを購入者に送信する。MailPublisher Transactionは、明細メールに代表されるトランザクショナルメールに、購入した商品と関連する商品などのレコメンド情報を自動的に挿入し、配信するというもの。レコメンドにはブレインパッドのレコメンドエンジン「Rtoaster」を採用する。
トランザクションメールはその性質上、開封率が高く保存されやすいのだという。そのため、これをマーケティングに利用することで、コストを抑えつつ、リピート販売の促進を図ることができるとしている。
メール配信エンジンには、エイケア・システムズの「MEGAPOST」を活用。エラー解析、クリックカウントなどの配信ログ解析のレポート結果をCSVでダウンロードし、より高度な効果分析が可能となる。
なお、MailPublisher Transactionは、ASPサービスとパッケージ製品の2つの形態で提供する。ASPサービスは1年契約の完全従量制となり、初期費用20万円、メール1通につき1円で利用できる。一方のパッケージ製品はライセンス費用が450万円で、次年度からの保守費用は、ライセンス費用の15%となる仕組みだ。