ベネッセコーポレーション(ベネッセ)は顧客対応業務の管理基盤として、ドリーム・アーツのアプリケーション開発基盤「ひびきSm@rtDB(ひびきスマートDB)」の採用を決定した。TISとドリーム・アーツが5月19日に発表した。
ベネッセグループでは、2009年10月には持ち株会社であるベネッセホールディングスが発足。新体制での顧客対応スピードと質の向上を目指すため、これまで紙帳票を回付することで実施していた問い合わせ発生後の顧客対応など一連の業務プロセスのシステム化を決定した。
システム化の基盤として採用されたひびきスマートDBは、変化の速い非定形な業務プロセスのシステム化に適したウェブアプリケーションの開発機能を持つというパッケージ。プログラミングの知識を持たない現場の業務管理者でも、提供されている開発機能を利用することで、業務の管理目的に応じた入力フォームやビューを作成できるという。
そのため、常に現場が使いやすく業務の変化に対応した最適なシステム環境を維持できるだとしている。また、担当部門への業務依頼とその実施状況、顧客への応対履歴をデータベースに一元化することができるため、関係者が状況をリアルタイムに把握し必要な対応を迅速に行えるようになるという。
同システムは、ドリーム・アーツがひびきスマートDBを提供し、TISがひびきスマートDBのパッケージ機能とカスタマイズのためのAPIを活用して業務アプリケーションの開発を担当するとしている。同システムは、SOA基盤を介して基幹システムとの連携も実現するシステムとして、2011年5月からの運用開始を目指すという。