アクセンチュアと住商情報、「OSSマイグレーションサービス」の提供を開始

富永恭子(ロビンソン)

2010-05-26 15:15

 アクセンチュアと住商情報システム(SCS)は5月26日、組織におけるシステムのオープンソースソフトウェア(OSS)化の実現に向けた協力を強化し、同日から両社共同で「OSSマイグレーションサービス」の提供を開始したと発表した。

 同サービスは、アクセンチュアが提供する「OSSマイグレーション診断サービス」と「アプリケーションOSSマイグレーションサービス」、およびSCSが提供する「インフラOSSマイグレーションおよび保守サービス」から構成される。両社が保有する、OSSに関する資産を活用し、OSSの有効性診断から、導入、保守、運用に至るまで、一貫したサービスを提供することで、ユーザーのビジネスに迅速かつ高い効果をもたらすシステム構築を実現するとしている。

 OSSマイグレーション診断サービスは、ITコストの削減や老朽化に伴うシステム更改を検討している組織に対して、OSSの有効性を診断するサービス。OSS化にかかる概算費用やROIなど、経営判断に必要な情報を2週間で提供するという。アプリケーションOSSマイグレーションサービスは、OSSマイグレーション診断サービスの結果に基づき、最適なOSS化に向けたアプローチとマイグレーション計画を策定するとともに、効率的なマイグレーションを行うサービスだとしている。また、インフラOSSマイグレーションおよび保守サービスは、OSS化の対象となるアプリケーションの安定稼働を支えるシステム基盤の構築および運用、保守を提供するもので、様々な組み合わせの中から最適なインフラを構築するとともに、ミドルウェアやハードウェアといったインフラの安定的な運用保守を実現するという。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    2025年はクラウドを標的にする攻撃が増加!?調査レポートに見る、今後警戒すべき攻撃トレンド

  2. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  3. ビジネスアプリケーション

    業務マニュアル作成の課題を一気に解決へ─AIが実現する確認と修正だけで完了する新たなアプローチ

  4. セキュリティ

    Microsoft Copilot for Security--DXをまい進する三井物産が選んだ理由

  5. 経営

    プロが教える“使える業務マニュアル”--作成・運用を実現する3つのポイント

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]