Notes/Domino 8.5で削減できる“コスト”のまとめ

2010-06-03 11:00

 企業のIT部門は、IT投資の維持・削減を求められながらも、エンドユーザーの生産性向上に寄与しなければならない。特に若い社員は、日頃からウェブメールやソーシャルネットワークなどのクラウドサービスを活用しており、企業ITになじめず生産性が低下しがちだ。

 ITにかかわる各種コストを削減しながら、クラウドと情報共有で生産性を向上できないものだろうか?リサーチ企業Forrester Researchの調査レポートに答えがありそうだ。

 Forresterは、IBMのコラボレーション基盤「Lotus Notes/Domino」を、最新バージョンである8.5にアップグレードした場合の経済効果を調査している。既存顧客である7つの組織を面接で調査し、レポートとしてまとめているのだ。

 調査結果によれば、アップグレードを推進する大きな動機として、Domino Attachment and Object Service(DAOS)機能の活用が挙がった。DAOS機能を活用すれば、ストレージのコストを削減可能だからだ。また、DAOS機能と以前のバージョンのLotus Dominoで利用可能な圧縮機能を組み合わせることで、ストレージコストをさらに削減できるとの分析も記されている。

 複数の組織が注目したもう一つの効果が、サーバ統合によるコスト削減。アーカイブアプリケーションによって、既存のサーバハードウェアやソフトウェアのアップグレードを延期し、発生する可能性があるコストを回避できるという。また、Notes/Domino 8.5の実装では、システムのパフォーマンスを許容できるレベルで維持しながら、サーバ数を削減できたという。

 これら金銭に直接関係のあるコストだけでなく、ヘルプデスクへの問い合わせなどの問題解決にかかわるコストも削減できた。Forresterが作成した顧客モデルでは、ITサポートのコストを30%削減、問い合わせ件数を20%削減できるという。

 そのほかにも、エンドユーザーのセキュリティコストの削減、アプリケーション開発のコスト削減などを実現した顧客がいる。詳しくは日本IBMのホワイトペーパーを参照してほしい。

詳しい内容はホワイトペーパーで!

【調査資料】IBM Lotus Notes/Domino 8.5 アップグレードによる企業内コストの削減効果

2009年6月、IBMは既存のLotus Notes/Domino クライアントおよびサーバー・プラットフォームを、Lotus Notes/Domino 8.5 にアップグレードすることによる、経済効果と投資収益率(ROI)の調査を……

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI 「Gemini」活用メリット、職種別・役職別のプロンプトも一挙に紹介

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    迫るISMS新規格への移行期限--ISO/IEC27001改訂の意味と求められる対応策とは

  4. セキュリティ

    マンガで分かる「クラウド型WAF」の特徴と仕組み、有効活用するポイントも解説

  5. セキュリティ

    警察把握分だけで年間4000件発生、IPA10大脅威の常連「標的型攻撃」を正しく知る用語集

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]