#9:WOT
Web of Trust(WOT)もまた、対象サイトの信頼性を評価してくれる拡張機能である。本記事でWOTとSiteAdvisor for Chromeの双方を採り上げている理由は、それぞれに特徴があるためだ。SiteAdvisor for Chromeとは異なり、WOTは検索結果として表示されるウェブサイトの評価も行ってくれる。このため、実際にアクセスする前に、ウェブサイトの安全性について見当を付けることができるわけだ。
#10:Xmarks Bookmarks Sync
Xmarks Bookmarks Syncはセキュリティ拡張機能というわけではないうえ、ウェブ閲覧にGoogle Chromeしか使用していないというユーザーには必要のないものだろう。しかし、さまざまなコンピュータ上でGoogle ChromeやFirefox、Safari、Internet Explorerといった複数のウェブブラウザを使用しているユーザーにとっては便利な拡張機能となるはずだ。この拡張機能を用いることで、さまざまなブラウザ上のブックマークを自動的に同期させることが可能になるのである。なお、Xmarks Bookmarks Syncの詳細については、Xmarksのウェブサイトを参考にしてほしい。
最後に
これらの拡張機能のなかには、他のブラウザで動作していたものをGoogle Chromeにそのまま移植しただけというものも含まれているため、何らかの問題を抱えている可能性もある。また、拡張機能の脆弱性を狙った攻撃にも気を付けなければならない。
最後に言っておきたい:LastPassはさまざまな理由で筆者お気に入りの拡張機能となっている。そして最近になって新しい理由も加わった。「tabnabbing」という攻撃を耳にしたことのある読者の方もおられるかもしれない(関連英文ブログ)。こういった攻撃は、LastPassのようなパスワード管理ツールを使用することで避けることができる。ログイン情報は正規のウェブサイトアドレスに関連付けられているからだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。