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エンドユーザーのLinux移行をスムーズにする5つのティップス--鍵は信頼感と安心感

文:Jack Wallen(Special to TechRepublic) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子

2010-06-17 08:00

 ユーザーが技術に疎かったとしても、Linuxへの移行をスムーズなものにすることができる。本記事では、ユーザーの懸念を事前に想定し、新しい環境にできるだけ早く慣れてもらうためにできることを紹介する。

 エンドユーザー(一部のユーザー、あるいは全員)をLinuxに移行させた経験があれば、いくつかの障壁があることに気付いているかもしれない。そういった障壁は乗り越えられないほど大きいというわけではないが、見慣れないデスクトップやOSを使いながら学習していくことが不得手なユーザーにとっては、なかなか一筋縄ではいかないものである。こういった障壁は、ユーザーに新たな用語を覚えてもらうだけで乗り越えられる場合もある一方、操作を手取り足取り教えなければならないという場合もある。結局のところ、こういったことは彼らがマシンでどのような作業を行うのかに依存する。とは言うものの、エンドユーザーの作業の複雑さにかかわらず、移行をスムーズなものにするよう手を差し伸べることができる。

#1:よく似たデスクトップを構築する

 こういったことができるのもLinuxの強みと言える。ユーザーがWindows XPに慣れ親しんでいるのであれば、Linuxデスクトップの見た目と動作をWindows XPとよく似たものに設定してしまえばよい。また、ユーザーがMac OS Xに慣れ親しんでいるのであれば、LinuxデスクトップのルックアンドフィールをMac OS Xとよく似たものに設定してしまえばよい。ほとんどの場合、こういった設定は簡単に行えるはずだ。例えばMac OS Xの場合、デフォルトのGNOMEを用いるだけで、ほぼ大丈夫だろう。筆者の経験から言えば、ユーザーが自身の環境に安心感を覚えられるようにすることが、移行を容易にする最善の方法である。ユーザーがマシンに親しみを感じている場合、まったく異なったコンピューティング環境を使用する場合でも、移行によりスムーズに対応できるようになるわけだ。

#2:すべて問題がないことを確認してから配備を行う

 Firefox上でFlashが動作しなかったり、プリンタが使えなかったり、楽曲を再生できないといった状態で新しいデスクトップを配備するようなことは絶対に避けなければならない。こういったことの大半は、インストール時に対応できるだろう。しかし、うっかり忘れてしまうということもあるはずだ。また、最近ではほとんどのハードウェアがLinuxでも動作するようになっているとはいうものの、100%動作する保証があるわけではない。このため、事前にすべての問題を解決しておくようにすべきである。サポートされていないハードウェアを相手に四苦八苦する姿をユーザーに見せたくはないはずだ。そんな姿を見せてしまうと、ユーザーはあなたや、新しいOSへの信頼を失ってしまうことになるだろう。

#3:ユーザーフレンドリーなディレクトリを作成しておく

 ユーザーにとっては、ディレクトリの形式が「C:\」から「/」に変わるだけでも大変なことである。このため、ユーザーの心理的な負担を少しでも軽減できるよう、多くのLinuxディストリビューションで採用されつつある標準化に従うべきだろう。ユーザーのホームディレクトリ(~/)に、(もしも作成されていない場合は)Documents、Downloads、Music、Pictures、Videoというディレクトリを作成しておこう。そして、各アプリケーションがこういったディレクトリ(例えば、FirefoxはDownloads、RhythmboxはMusic)を使用するように設定しておくのである。このようにしておくことで、ユーザーはダウンロードしたファイルや必要なファイルをより簡単に見つけられるようになるはずだ。さらに1歩進めて、こういったディレクトリへのショートカットをファイルマネージャやメインメニューに追加しておくのもよいだろう。

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