Hewlett-Packard(HP)の子会社で、写真とビデオの共有サービスを手がけるSnapfishは米国時間7月12日、ビデオホスティングサービスのMotionboxを買収すると発表した。
2005年にHPに買収されたSnapfishは、写真プリントサービスを展開するとともに、独自のビデオ共有ツールも長く手がけてきた。しかし、自サイトのビデオ共有ツールを活用して事業を構築したことはまだなく、ツールは友人や家族間のプライベートな写真共有に使用されることがほとんどだった。
一方、Motionboxは、無料および有料のビデオホスティングサービスを手がける企業として出発し、サイドビジネスとしてDVDを販売していたほか、ユーザーのビデオをパラパラ写真にするサービスなども提供していた。
また、一般消費者向けのサービスだけでなく、Motionboxは企業向けのビデオホスティングサービスも手がけ、ノーブランドのビデオプレーヤーやエンコーディング専用のサイトを企業に提供してきた。顧客の中には、Gawker Media、AOL、Bebo、それにSnapfishのライバルであるShutterflyなどの企業が含まれていた。
HPによれば、「現行のMotionboxサイト」は8月10日に閉鎖されるという。その後、Motionboxの技術はSnapfish.comに統合されるものとみられる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。