Microsoftは米国時間7月22日、第4四半期(4-6月期)の利益は45億2000万ドル、1株あたり51セントであったと発表し、2010会計年度を堅調な業績で締めくくった。
同社はウォール街の予測を上回り、四半期売上高も過去最高で、前年同期比22%増の160億4000万ドルであったと発表した。
ウォール街のアナリストらは、Microsoftの売上高が148億5000万〜157億4000万ドルの間になると予測していた。
Microsoft最高執行責任者(COO)であるKevin Turner氏は声明で、「特に企業向けの『Windows 7』と『Office 2010』など、われわれのすべての事業において販売が堅調であった」と述べた。「『Windows Azure』や『Business Productivity Online Services』などによってクラウドサービスへの移行は順調に進んでおり、2010年秋に予定されている『Windows Phone 7』と『Xbox Kinect』のリリースによって、われわれの製品の勢いが継続することを期待している」(Turner氏)
全体的にハイテク業界はこの四半期、良い業績を記録した。Intelは、同社史上最高の四半期利益を記録し、IDCのデータによるとPC出荷台数は22%増加した。
1年間を通しても、Microsoftは記録的な業績を達成した。2010会計年度の売上高は、2009年よりも7%増加して過去最高の624億8000万ドル、利益も前年比29%増の187億6000万ドルを達成した。
2010年に入ってAppleが、時価総額においてMicrosoftを抜いた後、アナリストらは、Microsoftの四半期売上高が初めてAppleを下回るだろうとも予測していた。Microsoftは、20日に発表されたAppleの売上高157億ドルを上回り、それを阻止することができた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。