トレンドマイクロは8月23日、企業向け総合セキュリティソフト「ウイルスバスター コーポレートエディション 10.5」(ウイルスバスター Corp.10.5)を9月15日から受注開始すると発表した。9月17日から出荷する予定としている。
新版では、仮想デスクトップ(VDI)環境のウイルス検索を最適化し、運用管理を強化した。また、クライアント・サーバだけでなくゲートウェイも含めたトレンドマイクロの法人向け製品を統合管理できる「Trend Micro Control Manager 5.5」(TMCM5.5)も同日より受注を開始している。
ウイルスバスター Corp.10.5では、個々の仮想マシンに対するウイルス検索やパターンファイルをアップデートするタイミングを自動で調整するという。加えて、すべての仮想マシンで共通するOSやアプリケーションのテンプレートを最初に検索し、正常と判断された部分については個々のマシンの検索で検索対象から除外することで、CPUやHDDへの負荷を低減しながらウイルス検索時間を7割短縮したとしている。
また、クライアントPCの管理台数を従来の4倍に強化したため、システム管理者の管理工数とサーバの運用コストを低減できる。統合管理ソフトのTMCM5.5と連携することで、不正なウェブサイトへのアクセス数など、脅威の検出、対策の状況をグラフィカルに表示し、現状の把握を可能にしている。