ユニアデックスは1月19日、シンクライアントシステムの運用に掛かるコストを削減できる「シンクライアントLCMサービス」を、1月20日から提供開始すると発表した。
シンクライアントLCMサービスは、機器導入および保守サービスなど基本的なものにとどまっていた従来のシンクライアントシステム関連サービスについて、機器調達からサービスデスク、リモート監視といった運用管理のアウトソーシングを含むシンクライアントシステムのライフサイクル全般までにまでサービス範囲を広げたもの。
自社で運用専任管理者やトラブル時のサービスデスク担当者を確保する必要がなく、必要期間に合わせた月額契約が可能な点が特徴で、これにより、シンクライアントシステムの運用に掛かる手間とコストを大幅に軽減できるとしている。
端末の障害時には、コンピュータや周辺機器、ネットワーク機器などの組み立て、配置や配線、OSや各種ソフトウェアのインストール、各種設定など、導入のためにキッティングされた代替の端末機器を、ユーザーからの故障品の到着を待たずに発送する「先出しセンドバック」が適用される。このため、エンドユーザーへの影響を最小限にできるほか、ユーザー環境をパターン化することでデータのバックアップや復元が短時間で行えるなど、障害時対応として万全の体制を提供するとしている。
また、オプションとして、アセスメント調査、端末機器調達といった事前準備のほか、端末導入にかかわるキッティング、配送、Windows 7移行支援、データ移行支援、現地導入据え付け、ポータルサイト開設、現地代替機据え付け、機器類の移設と撤去、データ消去、機器廃却などのサービスも利用可能だ。
シンクライアントLCMサービスの参考価格は、シンクライアント端末1000台の場合、月額98万円(ハードウェアおよびソフトウェアのライセンス費用を除く)より。