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北陸銀行の行内イントラネットを富士通が刷新--デスクトップ仮想化を活用

ZDNet Japan Staff

2011-02-22 13:55

 北陸銀行は、電子メールや掲示板機能の基盤となる「行内イントラネットシステム」を構築した。既に稼働を開始している。富士通は2月22日に発表した。

 北陸銀行が属する「ほくほくフィナンシャルグループ」では、IT戦略を「経営の効率化」における最重要課題と位置づけ、インフラ整備を積極的に進めているという。今回の北陸銀行における行内イントラネットの刷新はこの取り組みの一環。電子メール、掲示板、通達、Eラーニングなど、情報共有や業務の効率化、人材育成といったさまざまな用途に活用しているという。

 10年前に構築した従来のイントラネットシステムでは、データをPC端末に保有せず各営業店のファイルサーバに格納するなど、高いセキュリティを確保した環境でシステム運用の効率化を図ってきた。

 今回の刷新にあたっては、これらをさらに強化するとともに、PC端末の追加や設置場所を移動する際の設定にコストや時間がかかるといった従来システムの課題を解決するために、次の方針を策定した。

  • データは営業店側では保持せず、事務システムセンターで一括管理して運用効率を向上。また、データのバックアップやリストア(修復)を容易に実行できるようにする
  • PC端末の追加や移動、障害時の対応を迅速に行えるようにし、かつコストの削減を図る
  • PC端末の環境にシステム運用が左右されないように、PC端末側で使用するソフトウェアは「VMware View Client」のみとする
  • 各システムにおけるIDの集中管理や、操作ログ収集などによりセキュリティを強化する

 富士通では、これらのニーズを実現するために、各営業店のサーバを事務システムセンターに集約し、デスクトップ仮想化技術を活用した仮想PC方式による新システムを構築した。

 具体的には、187の全営業店に設置していた212台のサーバ内のデータを、事務システムセンターで3台の富士通製ストレージシステム「ETERNUS」に集約し、サーバリソースの有効活用と効率的なシステム運用保守を可能にしたという。また、VMware Viewにより、サーバ内にPCのOSやアプリケーションなどの操作環境を集約した統合仮想デスクトップを作成し、PC端末の新規導入や移動の効率化、運用管理コストの削減を実現している。統合ID管理システム「PMaid ID Master」の導入で仮想PC環境と業務システムのID管理を統合したほか、仮想PCの操作を管理するミドルウェア「Systemwalker Desktop Keeper」を連携させたログ取得によるセキュリティ強化も行ったという。

 また、事務システムセンターにおけるデータの一括管理に伴い、ストレージの有効利用が可能になったほか、スナップショット機能によるエンドユーザー主導のデータ復元など、リストアの機能も充実したという。

 環境面では、サーバの集約や富士通のブレードサーバ「PRIMERGY BX620」の採用などにより、CO2排出量を従来に比べて約40%削減することが可能になるとしている。

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